広告とか人間とかのネタ帳

電車の中でも誰かを出抜くときでも!PC・スマートフォンで絵と動画と文字で見て読むコラム

vol.67 人生の中に旅行があるのではなく、旅行が人生を築くのか。

旅には、ホテルが必要で不可欠。


Booking.com 2014 TV commercial: "Booking Epic"
1:00分

 旅行は、人生を豊かにしてくれますよね。それは、小さな自分の世界から大きな視点の遷移。見たことのない世界を見て、今まで触れてこなかったものに触れ、自分の中でしか生きることのなかった観念をある意味で歪める所業。

 これを見ると、私も思い出すことがあります。
それは、友人と東アジアに旅したことです。私にとって、
海外旅行は高校生のホームステイ以来で(当時の記憶はあやふやで何をしたのかどこに泊まって誰にお世話になったのか全然覚えていないのですが)
なぜ旅をするのかというものを友人と語り合いながら旅路を行っていたと思います。

その際に利用したアプリケーションは、『agoda』というもので、
今回のBookingではないのですが、そのとき私はものすごい衝撃を受けたことを覚えています。
なんてったって、私が持つスマートフォン一つで、それもアプリケーションをクリックしただけで
異国の場所ですら激安・おすすめのホテルを検索して宿泊することが出来るのですから。

昔、ここまで電子機器が発達していなかった当時には英語が喋れる人が、異国に詳しい人が、
現地の人たちに訪ね歩いて宿泊外を探し、交渉し、ようやく寝場所を手に入れるって流れから、
こんな私ですら難なく過ごすことが出来たことは、自身を通じて世の中に衝撃を受けた出来事です。

アプリ一つで世界を見れる。

 当時を比べると、現代は簡略化されすぎている時代です。
それこそ、人が出来ることを機械に奪われて、それがアプリなんてものになって世に渡り、
高い利便性を有したものとして市場に出回る。
いろいろなものを知れる、知りすぎてわからない・知らないことがある期間が短縮されている。

知らないことを知ろうとする好奇心が人をモチベートして、行動して、
その中で他のいろんなことを知って付け加えていく、それに意義があったはずなのに、
簡略化されて、省略されてしまっている。
そんな世の中で、私も迎合し生きているわけですが、
危機感がないとは言い切れず、むしろ寒気立っている次第。

もっとわくわくする世界になる、はず。

 とかなんとかいいつつも、こうした変化のある時代に生きていることは喜びです。
先人の方々が知らずに終わってしまったことを、もっと知れることが出来る、体験することが出来る。
それは贅沢でもあり、欲張りと言われるかもしれないけれど、
そういう機会が一部の富裕層階級だけでなく平凡階級の私でも体験することが出来る。
それは大チャンスです。

今の時代を不平不満で生きるよりもこうしたチャンスを活かして
大局的見地で生きることも大事なんだろうなと思います。