vol.38 罪悪感が未来行為を変える
不安感、罪悪感、絶望感 via kwout
罪悪感を感じる時とは
何かを頼まれてそれを拒絶したとき?
相手に損ばかりさせてしまってるとき?
一文の得にもならないことをさせてしまってるとき?
おそらく一般的には、罪悪感って「ネガティブ」に捉えられている。
(ポジティブな罪悪感の時があれば紹介してください。)
自分が罪悪感を覚えた時って、反省の念を抱いていることが多い。
つまり、相手の善意ある行為に対して、期待通りの応答が出来ない自分に憤りを感じている場合がそれに当たるんじゃないかと思う。そして、人はこういう場合、「憤りを感じている自分」と「期待に応えようとする自分」が相反している状態に均衡を保とうとする。簡単にいえば、自身の精神バランスを持とうとする。これを認知的不協和と呼ぶみたい。
もし、この認知的不協和、つまりここでいう罪悪感を相手に巧く覚えさせることが出来たら相手より優位な立場になれるんじゃないかと、私は思っちゃいました。
ではどうすればいいのか。それは本当に簡単なことで、相手(自分)が罪悪感を感じるシチュエーションを自ら作ればいい、ただそれだけです。これだと当たり前のことを言ってるだけになっちゃうから例で考えてみましょう。
そうすれば、相手に罪悪感を植え付けることができ、旅路における主導権はあなたのもの!
「忙しい中、申し訳ないな」って思わせるのって男性からしたら大変かもしれないけど(大胆にやると女子は見抜くから)、直接的な表現を用いらずに伝えることが出来れば、優位な関係を築けるんじゃないかと思うわけです。
人の感情って本当に面白いもので、ちょっとのことで行為や決断を変えてしまう。それが我によって湧いた感情と自分では思うけど、結局は周囲の環境によって簡単に左右されるものである。逆に言えば、その環境を作り出すことが出来れば、その主導権は言わずもがな自分のものとなる。今回の罪悪感なんて、人間の内的動機に相当な影響を与えるものだ。それを操ることが出来れば、ちょっと人と接することが面白くなってくるんじゃないかな。
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