vol.45 根性論を捨て去り、周辺に道具を揃えましょう。
一匹狼の群れ方
要領よくなる。何かに熱中してるとき、何かを疎かにしてしまうのを止めなければならない。けど私の身体は一つしかない。二つ同時に行うのは無理である。中途半端になり兼ねない。一つのことしかできないのに、複数の作業が必要になる。そして、てんやわんやになり何も成せない結果に至ってしまう。どうしてもこれは回避しなければならない。
常にあの人は笑っている。途切れることのない笑みを配り歩いているように見える。それを拒絶する人はいないのだろう。傷つくことがない。彼の本音は未だに見えない。笑顔で覆われた内側はブラックボックスだ。内側は決して開くことができない。彼自身見えていないのだろう。もう諦めているのかな。
だが彼は全てを持っているようだ。持っているように見える。自覚しているのだろう、自分一人では何もできないことを。理解しているに違いない。だから、人に巧みに甘える。人を器用に使いこなす。自分に出来ないことを人に任して、他の成果を自分の物に変えてしまう。それは、人すら彼の所有物だから。成果も人も、彼のものだ。
返報性。気持ちの良いこと、それも付与物である。貰う側は何かを返したくなる。それが物となり情報となり人となる。与えなければ貰うことは出来ない。貰ってばかりでは人は離れていってしまう。必要なものを必要なタイミングで与える術を知る必要がある。
物事を成すために必要なことを理解していれば自ずと常態は進行していく。自分一人では限界があることを知ることになるからだろう。だから事前に種を蒔き、機が熟すのを待っている。周辺には道具が揃っている。それらを使いこなせれば要領よく成れるんじゃないかと物思う。
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