vol.53 惰性な毎日でもいいかも。
when you give,You win
今年のクリスマス
今月も、もうすぐ終わり、来月にはもう12月となりますね。12月は師走として、師匠すらも走る程の忙しい月とされていますが、いかがお過ごしでしょうか。12月の過ごし方は人によって様々あるでしょうが、今日はとある一人の老人にフォーカスして送り届けたいと思います。
寂しくないのは嘘
今日はXmas。恋人がいる人達はロマンスの世界、家族がいる人達は愛を互いに分け合う日、友達を大勢呼んで楽しいクリスマスパーティーの準備をする日。街は騒々しく、イルミネーションが光り輝いている。そんな中、一人仕事場で黙々と仕事をする老人。彼は呟く。「今日はクリマスマスか。」生きることをなによりも優先してきた彼にとっては、今日という聖なる日は、危うく気付かなくとも可笑しくもない、そんな何の変哲もない日常と同じ日であったのだろう。
騒々しい街中
仕事も終わり、雪が降る寒い外の世界。彼は普段通りに家路につく。街中は騒がしい。元気に明るいストリートミュージシャンや眼を痛める程の強い光を放つイルミネーション。彼は、そんな街も嫌いではなかった。ただ、少しばかり自分をオープンにするのが苦手なだけで...
変わらぬ日常
いつもの家路。いつものバスに乗り、いつもの風景をバスの中から見渡す老人。自分はいつもと同じ行動をしているにも関わらず、見える景色はまるっきり違う。それはそうだ、だって今日はクリスマスだもん。普通はもっとはっちゃけたいとか思うでしょ。だけど彼は違うんだ。もうそんな生気すら残っていない。日常生活を送るのが精一杯なんだ。
「クリスマスは特別な日だからさ」
やっとのことで到着した自分のアパート。自分の部屋は5階にある。エレベーターは無い。老体に鞭打って階段をひたすら上る。疲れたなんて言ってられない、だって部屋に戻らなきゃ寝られないじゃん。漸く自分の部屋の前にたどり着く老人。いつものように部屋に入ろうと鍵をあけようとドアノブに手をかけると何か触れるものがある。老人は奇妙に思いながら目を向けるとそこには一枚の手紙がある。こんなことは惰性な毎日を送る彼にとっては、大きなイベント事だ。高鳴る胸を抑えながら彼は手紙をあける。手紙の中には、一枚の紙が入っていた。そう、その紙こそ彼の人生を大きく変えるキッカケだったのだ。彼はその紙を持って夜中の街を彷徨う。自分の人生に強い期待を胸に秘めながら。
チャンスは人から貰うモノ、そして自分で行動して手に入れるモノ
最近、(私自身含めて)周りでは、自分の人生を諦めている人や退屈だーって愚痴をこぼす人が多いように感じます。そんなことを言い合ったって何も変わらないことは自分でも分かってるんだけど、言わないと気が収まらないようです。私自身もそうなんですけど、最近すごい行動力が低下したかなとか思っています。長時間家にいることも厭わなくなったし、いざ外出しても同じような場所に行ってしまって変化の無い毎日を送っていますね。それではないけないと思いながら、そんな惰性の毎日に抗おうとするのですが、ただただ気力が消耗するだけで、打開することまで出来ていないです。
そんなときに、この動画を見たんですけど、この老人は凄く共感できました(笑)そして凄く羨ましいなって思いました。何の変哲もない日常を送っていた彼は、家に帰るとドアノブにチャンス(手紙)がかかっているなんて、なんてロマンチックなんだ!とか思います。ただ、思うのは、こうしたチャンスってのは、確かに自分で取りに行く姿勢は必要だと思いますが、誰かが持っていてそれを何かしらの感情によって提供されるものなのかな、なんて期待をしてしまいますよね。こんな夢物語みたいなことを妄想するよりかは、しっかりと現実を見つめるべきかなとは今しがた思い始めました。
嗚呼、後1ヶ月で今年が終わる!!
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